2017年インバウンドマーケティングに役立つ訪日外国人消費動向データまとめ

訪日外国人が良く購入する商品は何か?

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訪日外国人の買物消費額の内訳を見ると、1位が化粧品・香水(2965億円)、2位がファッション・アパレル系(2810億円)、3位が医薬品・健康グッズ・トイレタリー(2355億円)となっていて、これらのシェアが過半数を超えています。

訪日外国人が良く購入しているイメージのある電気製品ですが、カメラ・ビデオカメラ・時計と合わせても2137億円と、3位にランクインしていないため、訪日外国人なら家電製品を購入してくれると過剰に思い込み過ぎないように注意しましょう。

化粧品・香水のインバウンド消費データ

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訪日外国人1人あたりの化粧品・香水の購入額を国籍別のまとめると、1位の中国が34,322円で、2位の香港10,178円より3倍以上高く、中国人観光客がダントツで化粧品・香水を購入していることが分かります。また、3位にベトナム(8,783円)、4位にタイ(8,180円)が続きます。

ファッション・アパレル系のインバウンド消費データ

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ファッション・アパレル系商品への平均購入額が多いのは、やはり中国が1位で21,607円です。2位が香港(20,124円)、3位がロシア(15,205円)と続きます。

医薬品・健康グッズ・日用品のインバウンド消費データ

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医薬品・健康グッズ・日用品についても、中国人観光客が爆買いしていると記事がある通り、22,861円で、2位の台湾(11,465円)の2倍も使っています。3位は香港(8,729円)、4位はベトナム(6,047円)になっています。

食料品・酒・たばこのインバウンド消費データ

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食料品・酒・たばこ購入額については、ロシアが1位で14,366円、2位がオーストラリア(10,898円)、3位がスペイン(10,086円)、4位がインド(9,218円)となっています。ロシアはアルコール飲料の消費量やたばこの喫煙量も多いため、お土産などに購入するのかもしれません。

菓子類のインバウンド消費データ

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菓子類はタイが1位(8,340円)、2位が中国(7,958円)、3位がシンガポール(6,339円)になっています。インバウンド向けの菓子類を企画・開発するときは中国観光客向けだけでなく、タイ、シンガポール、ロシアの観光客なども意識した方が良さそうです。

電気製品のインバウンド消費データ

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電気製品は、中国とベトナム観光客の1人あたり購入額が多く、それぞれ12,610円と10,734円となっています。

以上を見ても中国人観光客の1人あたりの買い物に対する購入額が多いことが分かります。

訪日外国人に旅館はそこまで人気ない?

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訪日外国人が良く利用する宿泊施設は、1位がホテル(洋室中心)で80.1%と、2位の旅館(和室中心)20.5%と比べても圧倒的に利用率が多い結果になっています。上述の通り、訪日外国人1人1泊あたりの宿泊費が平均5461円であることを考えると、高級ホテルなどではなく、ビジネスホテルを利用している観光客が多いと推察されます。

インバウンドマーケティングにおいて、宿泊施設を活用した施策を打つ時は、ビジネスホテルを念頭に考えた方が得策かもしれません。

訪日外国人に人気な日本食は何?

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訪日外国人に人気な日本食ランキングは、1位がラーメン(201.%)、2位が肉料理(18.8%)、3位が寿司(18.1%)になっています。日本人にとってもラーメンは人気フードの一つですが、訪日外国人にとっても日本食の代名詞になっていることが分かる結果になっています。また、そば・うどんは味付けやトッピングのバリエーションが比較的限られているのに対して、ラーメンはトマト味やイタリアン風のものやトッピングや盛り付けも様々な種類があり、話題性にも富んでいることが人気の理由なのかもしれません。

インバウンドマーケティングで効果的なプロモーション媒体は何?

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インバウンドマーケティング施策において、自社のプロダクトやサービスをプロモーションする媒体・チャネルとしては、どのようなものが効果的なのでしょうか?

訪日外国人が旅行前に情報収集する媒体・チャネルとしては、1位が個人ブログ(30.2%)でおよそ3人に1人が参考にしているようです。その後、自国の親戚・知人からの口コミ(18.2%)、日本政府観光局ホームページ(17.3%)、旅行会社ホームページ(17.0%)、旅行ガイドブック(16.5%)、Facebook/Twitter/InstagramなどのSNSシェア(15.7)と続きます。

最近ですと個人でもブログのPV数が多かったり、一般消費者に影響力の強いインフルエンサーを活用したインフルエンサーマーケティングなどが訪日外国人を集客する上で効果的な施策かもしれません。

一方、中国人旅行者の中で1番参考にする情報源としては、SNSシェア(20.2%)という結果になっているため、インスタ映えしたり、ついSNSシェアしたくなるような商品コンセプトや見せ方にするのがポイントかもしれません。

まとめ

  • 訪日外国人旅行者数、旅行消費額はともに増加している。
  • 訪日外国人の中で旅行消費額は中国人観光客が39.4%を占めており、圧倒的に大きい。
  • 1人あたりの旅行支出額はオーストラリア人観光客が1位で、1人1泊あたり支出額は香港が1位。
  • 訪日のリピート率は台湾がトップ。
  • 訪日旅行者1人が1日あたりに使う平均費用は21,667円。
  • 訪日外国人が良く購入するのは、化粧品・香水、ファッション・アパレル商品、医薬品・健康グッズ・トイレタリー。
  • 買物に使う費用が大きいのは中国人旅行者。
  • 訪日外国人が良く利用する宿泊施設は、ホテル(洋室中心)が圧倒的に多い。
  • 訪日外国人に人気の日本食はラーメンがNo.1。
  • 訪日旅行者の情報収集源No.1は個人ブログ。(中国ではSNS)