あなたがオイシックス・ラ・大地の社長ならどのような経営戦略を取るか?

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食品通販の競合企業との売上比較

食品系通販サービスを運営している競合各社のサービス売上を見てみましょう。

ミールキット宅配サービスを運営するヨシケイ開発が売上800億円で業界1位になっていて、それに続きオイシックス・ラ・大地が640億円で2位につけています。

ヨシケイ開発はミールキットのメニュー作成や商品開発を主軸として、全国にフランチャイズ(65社)展開しており、約50万世帯の会員がいる老舗企業です。

一方、大手スーパーのイオン、イトーヨーカドーとセブン・ミール(合算では約748億円で2位になる)や、巨大グローバルEC企業のAmazon(アマゾン)も迫ってきているので、オイシックス・ラ・大地としては安心はできない状況です。

ユニーク商品で高価格帯を強みとするオイシックス・ラ・大地

オイシックスとネットスーパー(イオン)のサイトに掲載されている一部の食材同士の単価を比較しました。

オイシックスの商品単価はネットスーパーと比較して、平均2〜3倍程度高いようです(最小:1.3倍、最大:7.9倍)。

生鮮食品は商品の差別化が難しく、家電製品などと比べるとサイズがかさばるわりに粗利も低くなる傾向がありますが、オイシックスは「とろーり食感のトロなす」や「甘いみつトマト」など、聞くと一度は食べてみたくなるようなユニークな商品を見出すのが上手く、サブスクリプション型のビジネスモデルも相まって、高価格帯の商品でも売れる仕組みを作っているのが強みと考えられます。

実店舗型スーパーの規模はまだまだ巨大

全国展開している総合型大手スーパーのイオンやセブン&アイHDのスーパー事業の売上は、それぞれ3.2兆円、1.9兆円で他社を圧倒する大きさです。また、各地域に基盤を持つスーパー各社の売上も数千億規模の企業が多い状況です。

スーパー各社の売上規模と比較すると、オイシックス・ラ・大地の規模はまだまだ小さいです。近年、一般的なスーパーでは置いていないような珍しい商品が多く、関東を中心として人気が高まってきているローソン傘下の高級スーパー「成城石井」も、売上は867億円で他社と比べると決して大きい規模とは言えないでしょう。

より一般家庭に受け入れられるようにするためには、高単価商品のみの取り扱いだけではスケールする上で限界がありそうです。

オイシックス・ラ・大地の営業利益率は、スーパー各社と比較すると平均的な値ですが、営業利益ベースだと、大手スーパー各社とはまだ差が大きいことが分かります。